03.SAPEUR 写真展
こんにちはー。
utakoです。
昨日は、東京大丸で開催されている
「THE SAPEUR サプール写真展 -平和をまとった紳士たちー」
に行ってきました!!
もともとは、今個人的に大注目の写真家さんである
「ヨシダナギ」さん
のトークイベントがあるってことで写真展に行ったんですけど、
展示されている写真をみて、写真展自体に来てよかったなってすごく思いました。
サプールっていうのは、コンゴ共和国で「SAP」って言う一種のファッションを楽しむ人々のことの様です。この「SAP」というのが、「オシャレな紳士たち」という意味のフランス語の文の頭文字を省略して作られた言葉みたいです。(例えが適切かは分かりませんが、「SAP」の言葉の出来かたとしては、世界的に大流行したPPAP(Pen Painapple Apple Pen)と似たようなものですかね。)また、オシャレな紳士たちということもあって、彼らの着る服はどれも超がつくような高級ブランド品なんですよ!
サプールの活動は主に休日で、最高にオシャレをして街をステップを踏みながら歩くことの様です。
それだけ?!
って感じもするかもしれませんが、この活動が町の人々等に勇気を与えているみたいなんですよ。彼らは自分たちが注目されているということを意識し、見ている人を楽しませるように素敵なポージングを決めたりもするみたいです。
平日は他の人々と変わらぬ服装で、各々の仕事に懸命に励んでいるということですよ。
また、長い間内戦が続くコンゴで彼らはファッションを通じて平和へのメッセージを発信しているんです。彼らは
「服が汚れるから戦わない」
というシンプルな信条の元、武器を捨てエレガントな装いで平和に生きようと訴えているのです。なので彼らは決して争うことはしないといいます。
多くのサプールは貧しい生活の中からSAPのための費用を捻出して、オシャレな服を購入しているようです。世界の最貧国のうちの一つ呼ばれるコンゴでこのような活動をつづけるために、給料の5ヶ月分もする服の購入をするようです。
以下の3枚の写真からも、彼らが街の人気者であること、彼らが苦労して服を手に入れていることが伝わってきますよね。
今回の写真展で写真を見て、サプールの皆さんは勿論の事、コンゴの皆さんの表情がとても生き生きしていることが特に印象に残りました。
また、
「好きな色はふたつ。ひとつは白、それは平和の象徴だから。
そしてもうひとつは赤、肌の色は違っても同じ赤い血が流れているから。
ーTHE SAPEUR 展示パネルよりー 」
という言葉がとても印象に残りました。
肌の色が違っても皆同じ赤い血が流れているって、当たり前のことだけど文章になっているものを読んだときはっとしました。確かになって。
今回写真展に行って初めてサプールという存在を知りました。
世界には戦争を続けている国もあるし、貧しい国もあるし、
日本が平和なのって本当にすごくあり難いことなんだなって実感しました。
また、自分の信条で、自分なりのやり方で平和を訴える人って
私が知らないだけで、世界にはたくさんいるんですね。
最初は誰にも理解されないかもしれない。
でも、共感してくれる仲間が集まって、
その活動が拡大して、
長く続いて、
遠く離れた国でも注目されるようになる。
奇跡的なことだなって思います。
人に何かを訴えるのってすごく労力の要ることだし、
時間もかかる。
そういう中で、
地道に自分の信条を貫いていけるのはすごいことだと思います。
今までに幾度となく挫折を繰り返している私は、
人生って...と悩むことが多いですが、
人生において正解なんてどこにもないし、
自分が信じたことを貫いていける人生が一番かっこいい人生だと思いました。
また、誰かのために何かをしたいって気持ちがあっても、
それを実行に移すのって難しい。
それでも、それを実行できるような人間になりたいし、
広い世界をもっと知っていきたいなと思いました!
すごく考えさせられた一日でした。
今日考えたことは今後も大事にしていきたいと思います。
utako❁